お金

多重債務とは、複数の借入があることを指します。

一般的には3社以上の借金があれば、多重債務者と考えられています。 年々多重債務による破産が後を絶ちませんが、その前に抜け出す借金返済方法を考えていかなくてはなりません。

多重の借金によるリスク

複数の借金があってもちゃんと返済できているから大丈夫、借金の総額は大したことないから平気！なんて考えている人も多いのではないでしょうか。 しかし、多重債務であること自体、大きなリスクを抱えているということを理解しなくてはなりません。

多重債務で最も危険なのは、あっという間に借金総額が膨れ上がってしまう可能性があるということです。 例えば消費者金融への実際の借入が10万円だったとしても、借入可能な額の上限が50万円であればすぐに限度額一杯に借りることができます。 もしこれが3箇所あれば、例え現在の借金が10万円程度だとしても一瞬にして150万円までいとも簡単に膨れ上がってしまうのです。

また、借入先が多ければ多いほど返済のための正確な額が見えづらくなり、気が付いたら思った以上に増えていたなんて事にもなりかねません。

なぜ多重債務に陥るか

そもそも借金自体にリスクがあります。 そのリスクを理解せずに借りてしまう人は多重債務にもなりやすいです。 さらに多重債務のリスクを早い段階で理解しなくては、どんどんリスクが大きくなってしまいます。

また、浪費癖のある人も借金をすることに特に抵抗が無い人が多く、複数の金融機関で借金をしやすいです。 ギャンブルも他のレジャーも資金に余裕があるときにするものであって、借金をしてまでする必要はありません。 しかし、家計が苦しいのに我慢をせず借金をしてしまう行為は、多重債務になってしまう可能性が高いです。

生活費のために借金をする時でも同じことが言えます。 生活をする上で時には借金が必要なときもありますが、その返済リスクを理解せず借りてしまうことはとても怖いことです。

気付いたときに即行動

借金は最初から返済リスクを理解しながら上手に活用すれば、危険を回避することができます。 既に多重債務に陥っていたとしても、早い段階なら借金の返済方法を工夫することで抜けだすことができるかもしれません。

もし借金を返済するために借金をする、つまり自転車操業をし始めているなら、危険信号が灯っていると考えましょう。 問題を先延ばしにすればそれだけ借金返済が難しくなります。 なるべく早く多重債務から抜け出すための借金返済方法を考えることが大事です。

また、そもそも多重債務になってしまった原因についても考えてみる必要があります。 そうしないと、債務整理などをして多重債務から抜け出したとしても、再び同じことを繰り返してしまう可能性があります。 ギャンブルや遊興費、ブランド品を頻繁に購入したことなどが原因かもしれません。 この場合も、ただ単にこれらを止める様にすると考えるのではなく、なぜそれらをする行動を取ったのかを考える必要があります。 例えば、仕事や家庭でストレスが貯まって、その発散のために行ったなどです。 この例の場合は、ストレスの原因自体を取り除く必要があります。 仕事の場合は、ストレスそのものを無くすのは難しいでしょうから、ストレスの発散方法を考えると良いです。 たとえば、仕事が終わって帰宅した後、軽くジョッギングをするなどです。 多重債務に陥った根本原因を取り除くことで、多額の借金返済に悩むということの再発を防止することができます。

クレジットカードの利用は借金返済が待っている

先日、テレビを見ていたらクレジットカードの利用で付加される返済ポイントについて「とってもお得」という番組をやっていました。 ポイントを利用する名人という主婦が出てきて、効果的に返済ポイントを貯めるための方法を教えてくれていました。 でも、その主婦の財布に入っていたカードの数はものすごい数でした。 それだけのカード申込みをするだけでの、心が折れてしまいそうです。

その番組ではクレカを使うと借金となり、使いすぎると返済困難の借金地獄になるなどの注意が無かった点が気になりました。 僕は、今まではクレジットカードを持つと管理や万一落としたら大変だと思っていたので、現在の所有枚数は３枚程度です。 その主婦の話しでは、各カードのポイント制度を調べるために多くのカードを持っているけど、実際に返済ポイントを貯めているカードは４〜５枚ほどだそうです。 カードが多すぎると、そのカードに幾らポイントが貯まっているかの管理も大変ですし、借金返済しなければならない額もわかり辛くなりますからね。

テレビ番組内で気を付けるべき点として挙げられていた内容には、各カード会社によって返済ポイントの還元率が変わるという事です。 千円の利用で、３円分のポイントや１０円分のポイントが付くなど様々です。 一般的には、信販会社単体のカードより、他の業種と提携して発行しているカードの方が還元率が高い傾向があります。 その理由は、自分の会社の提携カードを作ってもらってポイントを高還元とすれば、自分の所の商品を買ってもらう事が出来るからだと思います。

また、まったく使いもしない会社の提携カードを作っても仕方がないので、よく利用する所のカードを作ると良いようです。 たとえば、コンビニや家電量販店との提携カードです。

あと、テレビ番組では取り上げてなかったですけど、クレジットカードの利用は借金と言う事実を認識する必要があります。 使うと、１月後ぐらいから借金返済をしなければなりません。 もし、引き落とし銀行口座にお金がないなら、他から借金をしてでも自分の銀行口座に返済用のお金を入金しなければなりません。 クレジットカードを使うなら、借金返済をしなければならないという認識を持たなければなりません。 [追記]